獣医師の実態調査
取得後の将来性、平均年収、給料、給料以外の特典
将来性
獣医師といえば、犬や猫などの小動物の病気診断や治療に関わるペットのお医者さんというイメージが強いですが、現在は18歳以下の子供よりペットの方が多いといわれるほどペットブームが定着していますので、将来性は非常に安定していると言えるでしょう。
また、狂牛病や鳥インフルエンザなど家畜に絡んで発生する疫病に注目が集まっており、食品衛生に関する国民の目は厳しいものが有りますので、そういった面でも獣医師は必要とされ、公衆衛生や畜産関連の公務員として働く獣医師も全体の16%程度存在します。
平均年収や給料
獣医師の平均年収は、その勤務形態・業務形態によって様々です。公務員として働く獣医師は公務員の基準に準じる形になりますが、全体では582万円と算出されているようです。また、個人経営の動物病院で勤務する場合は通常のサラリーマンと同程度で平均年収が400万円~500万円前後程度と抑えられています。自分で開業した場合の平均年収は800万円~1000万円程度とあがりますが、実際の収入は500万円~2000万円とばらつきも多く、経営手腕によってかなり差が出るようです。
給料以外の特典
なによりも大好きな動物と常に一緒というのが大きな特典でしょう。怪我や病気のペットが治療の末、元気になったときは非常に嬉しいものですし、たとえ結果としてペットが亡くなるようなことがあっても、獣医師が飼い主との間で信頼関係を築いた上でしっかり治療をした末のことであれば、飼い主さんも納得して感謝してくれる事が多いそうです。