将来性

　現在は、高ストレス社会へと移行しており、また個々人のストレス対処技能も低下している感があります。その為スクールカウンセラーを始めとする教育分野、病院・診療所等の医療分野、児童相談所や心身障害者福祉センター等の福祉分野、企業内相談所やハローワーク等の労働産業分野など様々な職域で活躍する土壌が拡がっています。また、個人で開業する人も増えているようです。

平均年収や給料

　日本臨床心理士かが発表したデータによると、臨床心理士の平均年収は非常に低い位置に留まっているようです。平均年収が500万円以下という人が6割以上を占めており、しかも非常勤で働いている人が半数以上を占めています。
　中には1千万円以上の給料収入があるという人もいるようですが、これは基本的に大企業の心理相談室などに入り込めた人が殆どのようです。

給料以外の特典

　心理学的知識というものは、使う能力さえあれば、あらゆる場面で活用できる応用性の広い知識です。その為、カウンセラー的な仕事以外でも臨床心理士の資格は、自分をアピールする上で大きく役立たせる事が出来るでしょう。