将来性

　高齢者や障害者を対象とした介護分野の資格は、超高齢化社会を迎えようとする現在において非常に需要の高い資格となっています。これは福祉住環境コーディネーターでも例外ではありません。ただし、現在医療関係者や介護関係者の多くが受験制限の無い資格ということで、とりあえず取っておこうかと取得することが多く、資格者人数のみは増加しています。

平均年収や給料

　福祉住環境コーディネーターの平均年収データというものは現在算出されていないようです。基本的に今の所、福祉住環境コーディネーター単独の資格では活躍機会が無く、福祉住環境コーディネーターというだけで就職している人がいない為でしょう。
　活躍するには建築系の企業に就職するのが一番ですが、的確に活用している企業自体が少ない為、今後資格者団体や資格者個人からのアピールが更に必要と考えられます。参考までに建築関連企業の平均年収は大手ゼネコンなどで700万円～800万円程度ですが、小規模企業の給料収入は更に落ちて平均年収400万円～500万円程度の所も珍しくありません。

給料以外の特典

　今後、高齢化はますます進むことが予想されており、介護関連の知識をもった人間はどんな業界でも重宝されることが予想されます。福祉住環境コーディネーターにかんしては、現在活用されている所が少ない資格ではありますが、ある意味自分自身の開拓精神を試される資格とも考えられる為、見方を変えればやりがいのある資格となるでしょう。