将来性

　現在、体を動かさなくなったために、全身のあらゆる器官の機能の働きが低下する生活不活発病(廃用症候群)が注目されています。筋力や心肺機能の低下、鬱(うつ)傾向などもみられ、最悪の場合、寝たきりの状態になるのが特徴です。
　特に、バリバリと仕事をこなしていた人や、真面目に仕事一筋に打ち込んできた人が、いざ定年になって自分でやることが見つからずにボーっと過ごしていたら、寝たきりになったり、痴呆になったりするケースもあり、生きがいづくりや余暇を充実して過ごす技術の必要性は非常に高くなっています。
　レクリエーションに関する知識は福祉・介護の現場では非常に役立つスキルなのです。

平均年収や給料

　福祉レクリエーションワーカーの平均年収を考える場合は、どのような形で就職しているかを考えなければなりません。基本的に福祉レクリエーションワーカーとして働いている人は殆どおらず、介護福祉士や作業療法士、看護師などがサブスキルとして取得する場合が多い為、平均年収はそれぞれの主職種の給料収入に準じる形になります。参考までに介護福祉士の平均年収は333万円となっているようですが、レクリエーションの専門的知識を持っている人は少ない為、交渉すれば資格手当がつくような場合もあるでしょう。

給料以外の特典

　誰の人生も仕事だけでは完結しません。有意義に余暇の時間を過ごす福祉レクリエーションワーカーとしての知識は貴方の人生を豊かにする上で非常に役立つスキルとなるでしょう。また、友達との交流の手段としてあるいはボランティア的な社会参加のスキルとしても非常に便利な技術となっています。