将来性

　医療の進歩によって脳卒中による死亡率そのものは減少しましたが、脳卒中そのものの発生は生活管理など、個人の節制が必要であり、防ぐことは困難です。加えて高齢化の影響で脳卒中の発生する危険性が増えている為、脳卒中を起こして死にはしないものの、障害が残るというケースも増えており、言語聴覚士の活躍の場も増加しています。

平均年収や給料

　言語聴覚士の平均年収は450万円～550万円程度と言われています。基本的に勤務先は特に脳外科やリハビリテーション部門がある医療機関や保健・福祉機関、先天性の障害を持つ方の為の教育機関などがあり、運営する企業の形態によって給料収入には差が出ますが、悪い待遇の職場等の情報は聞いたことがありません。

給料以外の特典

　言語聴覚士という呼び名ではないものの、言語聴覚士の仕事自体はかなり昔から存在し、貴重な存在として尊敬の念を受けてきています。保険点数的にも理学療法や作業療法と同等となっており、施設からの必要性も高い資格となっています。人間はコミュニケーション能力の発達した動物です。そのメインな機能となる言語機能の回復に関わる仕事は非常にやりがいの感じられるものとなるでしょう。