保育士
どんな資格?
保育士とは、児童福祉施設(保育所など)で子どもたちの健やかな育成を助ける専門職です。子どもの親や地域と連携しながら子どもの心身の成長、発達をサポートするのが仕事になります。以前は、「保母さん」「保父さん」という呼び名でしたが、平成11年の児童福祉法改正により、性別に関わらず「保育士」という名称に統一されました。
幼稚園教諭と混同されがちですが、保育士と幼稚園教諭は違います。保育士は、児童福祉施設などで、保育に従事するための厚生労働省管轄の福祉職員資格であり、幼稚園教諭は、文部科学省管轄の教師の資格です。
しかし仕事内容はだんだん似通ってきて、現在、3歳以上の保育に当たる幼稚園教諭と保育士の仕事にはあまり差がなく、また『幼保一元化』が言われるようになったことから、幼稚園教諭か保育士の資格を持つ者には、もう片方の資格を取りやすくするよう、法律も変わってきています。
保育士になるには、厚生労働大臣指定の養成学校を卒業することで国家試験などを行わずに取得する方法が一般的ですが、通信講座などで学びながら保育士国家試験を受験し取得を目指す方法もあります。
資格種類
国家資格
合格率
約20%
受験資格
1:大学・短大に1年以上在籍し、62単位以上を習得したもの(修得見込みの者)、または短期大学卒業者(専修学校専門課程、高等専門学校卒業を含む)卒業見込み者および、それに準ずる者
2:高等学校卒業後、児童福祉施設において、2年以上児童等の保護に従事した者
3:児童福祉施設において、5年以上児童等の保護に従事した者
4:平成3年3月31日までの高校卒業者
5:平成8年3月31日までに高校保育科卒業者
試験内容
【筆記試験】
1:社会福祉 2:児童福祉 3:発達心理学及び精神保健 4:小児保健
5:小児栄養 6:保育原理 7:教育原理及び用語原理 8:保育実習理論
【実技試験】:選択科目
音楽・絵画制作・言語から2分野を選択
試験日
各都道府県によって異なる為、要確認
試験地
各都道府県が指定する場所
申し込み先・申し込み方法
各都道府県の保育士試験衛生主管課
社団法人全国保育士養成協議会
〒171-8536 東京都豊島区高田3-19-10
℡0120(4194)82 〔フリーダイヤル〕
受験料
12,700円